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中国⽇やけ⽌め市場レビュー、「アネッサ」が不動の1位

Posted by MeasureCommerce
 
 
本コラムは週刊粧業 2021年 1月 25日号 6ページに掲載されました。
リンク:https://www.syogyo.jp/news/2021/01/post_029890
 
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 2020年、スキンケア商品の売上は全体的に増加を続けてきたが、その中でも特に注⽬すべきカテゴリーは2019年に⽐べ28%も売上を伸ばした「日やけ⽌め」である。
 
 中国の日やけ⽌め市場では⽇本、中国、韓国からの商品が約7割を占めており、とりわけ10代〜20代の⼥性の間では必須のスキンケアアイテムと認識されつつあるだけに今後の成⻑が期待されている。

 

 中国の日やけ⽌め市場における不動の1位は⽇本の日やけ⽌めブランド「アネッサ」である。最も売上を伸ばした同ブランドの「パーフェクト UV スキンケアミルク」は、消費者が求める強⼒なUVカット、ロングラスティング、保湿、肌のハリ、肌の再⽣、肌の鎮静、サンベースなどの効能をすべて盛り込んだ商品である。
 
 特に中国で「マスクをしても日やけ⽌めが必要な理由」「マスクをしてもメイク崩れしないコツ」などの実⽤な情報をもとにPR活動を開始し、好評を博した。
 
 ⼀⽅、Kビューティブランドでは2019年9位から2020年3位にランクアップしたRE:CIPE、去年急成⻑しTOP20に⼊ったSHANGPREE(13位)の他、AHC(15位)、Dr.G(16位)の成⻑も注⽬に値する。
 
 
2021年から新たな管理条例が施⾏
 
 2021年1⽉1⽇から新たな「化粧品監督管理条例」が施⾏された。
 
 新条例では「特殊化粧品」に分類された「日やけ⽌め」への管理が強化されることになった。グローバル日やけ⽌めブランドがこれから中国市場で注意すべき要素は何があるのだろうか。
 
 
輸⼊商品の機能表⽰は
科学的根拠が必要に
 
 中国市場でのSPF指数、PA指数、UVカット剤に関する規定は他国と異なるため、中国市場に進出したばかりの海外ブランドの商品の中には、規定に合わない表記がしばしば登場したが、今年からはそれらが認められなくなった。
 
 輸⼊化粧品の機能表⽰は中国の規定に沿った表記で明⽰しなければならない。
 
 「化粧品安全基準規範(2015年版)」によると、日やけ⽌めの場合、表⽰可能な上限値は「SPF50+」「PA++++」までとしている。
 
 
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<海外の表記と中国での表記が異なる輸入日焼け止めの例>

 
科学的根拠に基づいたUVカット効能、成分でPR
 
 ライブ配信でのビジネスが根付いた中国Eコマース市場では、虚偽広告、誇⼤広告の問題が後を絶たない。新条例でも商品の効能や成分についての科学的な根拠を明⽰することを求めており、日やけ⽌め商品への監督もさらに厳しくなっている。
 
 それによって日やけ⽌めの効能やUVカットの仕組み、SPFやPA指数の説明などを消費者にやさしく説明する投稿がSNSで増えつつある。
 
 低刺激性日やけ⽌めの売上は前年同期⽐8割近く増えており、去年第1四半期にも⽉平均8%の増加率を記録している市場であり、効能や成分を前⾯に出したPR活動は今年も続くと予想される。
 
 
売上の成⻑が期待される市場
 
 中国の日やけ⽌め市場は10代〜20代の若年層の⼥性がリードしており、化粧下地はもちろん、やや萎縮気味のベースメイク市場を代替する役割としての商品ポジショニングが明確なだけに、売上の成⻑が期待される。新たな管理条例の施⾏により日やけ⽌めはその表記やPR⽅法の変更を求められる。
 
 今年になって変わった国の基準およびそれによるPR⽅法にうまく適応した日やけ⽌めのみが2021年中国の春、夏シーズンの売上を牽引するのは間違いないだろう。
 

Topics: 美容

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