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2020年W11(独身の日)プロモーションレビュー

Posted by MeasureCommerce
 
 
本コラムは週刊粧業 2021年 1月 11日号 2ページに掲載されました。
リンク:https://www.syogyo.jp/news/2021/01/post_029785
 
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2020 年の W11 プロモーション、T モールの GMV は 4,982 億元を記録

 

 今年の W11(独身の日)の GMV(流通総額)は、2,684 億元売り上げた 2019 年の W11 よりも 86%多い 4,982 億元を記録した。今年の「618 商戦」の GMV である 6、982 億元に比べ 29%足り ない数値である。これは、新型コロナの影響で落ち込んだ消費者心理を高めるための多数のキャンペーン 活動によるものであり、618 商戦の際は消費者のオンライン消費需要が一時的に集中したものによる特 殊な結果であると考えられる。

 

プロモーション期間中、T モール化粧品の累積売上額は 365 億元

 

 メジャーチャイナの W11 期間中のダッシュボードによると、2020 年 W11 プロモーション期間中、 総額 365 億元の売上が発生した。これは前年同期比 45%増の数値である(2019 年 W11 では 251 億元)。中でも「スキンケア」や「フェイスマスク」は売上の 70%を占めており、売上に大き く貢献した。ブランドの累積売り上げをみると、エスティーローダー、ランコム、ロレアルはそれぞれ 10 億元以上売上げており、トップ3にランクインした。日本のブランドは SK-II(4 位)、資生堂(6 位)がトップ 10 内に入っている。

 

資料:メジャーチャイナ

 

消費者の室内生活に配慮した PR 活動

 

 優れた検索機能や多くの利用者による信頼性の高いレビューデータを消費者に提供している T モ ールでは KOL はもちろん、一般人や個別ブランド、実店舗などの多様な主体によるライブ放送で PR 活動を強化している。Wechat、Weibo、RED、TikTok など人気の SNS と連動したマーケ ティングで室内生活を余儀無くされている消費者とのコミュニケーションを強化している。

 今年のW11では、KOLから芸能人、グループのCEOまでをライブ放送に招待したマーケティングが定番になっていた。ランコム、エスティーローダー、ラ・メール、クラランスなどのラグジュアリーブランドはW11コンセプトの公開とともに、人気のある芸能人を招いたライブ放送をシリーズ構成で開始、消費者の参加を促した。

 メジャーチャイナの調査によると、今年のW11ではラグジュアリーブランドを中心にトップKOLである李佳琦(Austin)Viyaによるライブ放送を活用した商品販売が目立っていた。中でも、ラ・メールやランコム、后 ドフーの場合、Viyaのライブ放送のみPR活動に参加し、ゲラン・クラランス・CPB李佳琦のライブ放送でのみ販売した。

 

コロナ禍でその重要性が高くなったEコマースプラットフォーム

 

 新型コロナの感染拡大で実店舗の売上は大きなダメージを受けたが、その分、室内で安全に買い物ができるEコマースプラットフォームの重要性がますます高くなっている。中国のEコマースではアリババ社が大きなシェアを占めているだけにブランドによるキャンペーン活動も一層積極的になっている。新型コロナによる各種の規制により販路が途切れた海外のブランドにはEコマースへの進出は避けられないものになった。中でもラグジュアリーブランドはスキンケア商品群を中心にプレミアム市場で成長を続けているので要注目である。

 

Topics: 美容, トレンド

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